オペアンプを替えたりして音の変化を楽しむこともまた自作の醍醐味。
この醍醐味を味わうためには、
必要最低限のオペアンプの知識がないとダメです。
ここではどういうふうにしてオペアンプを選ぶのかという話をしようと思います。
これを読めば自分で好きに入れ替えれます。
オペアンプの互換性
オペアンプ内部の回路数が同じものなら基本的に自由に取り替えて良いです。
場合によっては発振(ピーっていう)しますので、
すべてがマッチするとは限りませんが
基本的には大丈夫です。
オペアンプ内部の回路数
まず、一番よくみる上の写真の形をしたオペアンプにはおおまかに2種類あります。
1回路入りと2回路入りです。
ちなみにこういう形をDIP(Dual Inline Package)と呼びます。
さて、内部回路とはなんのことかというと、
オペアンプの中に入っている増幅回路のことです。
回路数が違うとオペアンプのそれぞれの足の役割が変わってきます。
だから、内部回路数が違うと基本的に互換性はありません。
TS系等良く使われるのは2回路入り
JRC4558というのが有名です。
NJM4558という名前で売られています。
オペアンプの最初のアルファベットは基本的にメーカーを表しています。
同じ4558でも僕は違うメーカーが作っているRC4558というヤツのほうが好きです。
こちらのほうがサウンドが荒っぽいです。
また、TL072、NJM072とか、OPA2604とかJ-FET入力といわれるものもありますが、
2回路入りならばこれもNJM4558と互換性があります。
ちなみに、BOSSのコンパクト・エフェクターでは、
SIP(Single Inline Package)のオペアンプが良く用いられています。
BOSSのBD-2なんかもSIPのオペアンプを採用しているので、
交換する場合は注意です。
とはいえ最近のBOSSは表面実装(SMD)タイプの部品になってしまったので、
そもそも改造出来ないと思います。
WAZA CRAFTシリーズを買いましょう(笑)
BD-2をBOSS本家がモディファイ/サウンドハウスでチェック!
RATは1回路入り
RATはLM308とかOP07を使っていますが、
こちらは1回路入りといわれるものです。
LeqtiqueのCLHDに使われているLT1028も1回路入りです。
BJFEのDyna Red Distortionに使われているCA3130も1回路入りです。
オペアンプを購入するときは、ググったりして回路数を確認してみてください!
元のオペアンプには何が使われてるかを見てからオペアンプは買いましょう。
また、各銘柄の個人的なレポートはこちら
実は4回路なんていうのもありますけど、あまりでてこないので割愛しまーす。
ではまた。