おしゃれエフェクターを自作する

エフェクターのデザインっていろいろやり方がありますが、

今回は結構手軽に字を入れたり、絵を入れたりする方法をご紹介します。

上の画像は弟にあげた誕生日プレゼントのエフェクターなんですが、

僕と弟が共通で好きなバンドのWHITE ASHのロゴマークを入れてみたものです。

黒に金っていうのはやっぱかっこええです。

ちなみにこんなのもできます。

これは、外見もコピーしてみたいと思って自己満足的にやったやつです。

Walrus AudioというメーカーのMAYFLOWERというエフェクターです。

ちなみにこのMAYFLOWERというのは、結構回路がしっかりしてるので好きです。

バイアスを安定化してたり、ちゃんとバッファが入ってたり、

回路美のあるエフェクターですね。

そんでもって非常に使いやすいエフェクターだと思います。

Walrus audioはデザインに凝ったのが多い/サウンドハウスでチェック!
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どうでしょうか?結構似せて作れてると思いませんか。

ちなみにこれを売ったりしたら、著作権的に完全にアウトなのでやめましょう。

すみません。話がそれました。

さて、こういう金箔を貼り付けるのはどうするのかですが、

必要なもの

必要なものはたった4つだけです。

-アイロン

-ラッカースプレー

-コンビニ

-スタンピングリーフ

多分この中で特殊なのは、スタンピングリーフだけですかね。

スタンピングリーフとは、こういうやつです。

これだけでは、いまいちピンとこないかもしれません。

それに多分説明するより見てもらったほうが良いと思いますので、

実際に作っていく過程をお見せします。

ブルーフラワーのエフェクターを作ろう!

ブルーフラワーというのは、

昔Fenderがサイケデリックの流行に合わせて作ってたギターの柄のことです。

それをMr. Childrenの桜井さんが使ってはるんですが、

友人が桜井さんの大ファンでして、

その友人へのプレゼントとしてブルーフラワーのエフェクターを作ることになりました。

元絵の準備

金箔を貼り付けるにも元絵がないとだめなので、

まずは元絵探しです。

桜井さんのブルーフラワーは、Velvet guitarsさんで塗装されたテレだそうです。

また、Velvet guitarsさんは、

Fenderのビンテージのブルーフラワーから絵をコピーして、

色ごとにシルクスクリーンを5枚作って、

絵柄を印刷されているみたいです。

というわけで、Velvet guitars製のブルーフラワーの画像を探して、

それをトレースしました。

それがこちらの画像

ここで大事なことは、2階調で描くことです。

僕は、紙に書いたのをスキャンして、フォトショで2階調化します。

エフェクターに貼り付けたいところを白にする。

あと、線は結構ガタガタでも大丈夫です。

スタンピングリーフはそこまで精度がでませんし、

ガタガタでもそれなりにいい味がでます。

模様を転写

先程作った下絵をコンビニで印刷します。

なぜ、コンビニなのかというとレーザープリンターだからです。

大体皆さんお持ちのプリンターはインクジェットだと思いますが、

書類をよく印刷する方で、

エフェクターが趣味ならレーザープリンターあると何かと便利ですよ。

基板にパターン転写するときとかにも使えるんで。

さて、コンビニで印刷できたら、

スタンピングリーフを印刷した紙にのせて上からアイロンをかけます。

レーザープリンターのインク(トナー)は暖めると「のり」になります。

つまり、画像の黒の部分だけにスタンピングリーフがくっつきます。

そのあと剥がせば、

上の画像のように貼り付けたい模様だけがスタンピングリーフに残ります。

僕流のやり方は弱から中の温度で、

アイロンを斜めに持って角のところに力をかけ空気が入らないように

一気にスタンピングリーフの端から端までいきます。

これで仮つけします。

そのあと、上から抑えて長めに熱をかけたり、

仮付けのような作業を繰り返したりして、

スタンピングリーフをムラなく、しっかり上に貼り付けます。

そのあとスタンピングリーフを剥がせば、

スタンピングリーフに紙の白い部分の金箔だけが残った状態になります。

この作業はかなりコツがいります。

簡単に見えるかもしれませんが、むずかしいです。

ちなみにこんだけ無駄にしました…

スタンピングリーフにはいくつか色があるのですが、

色によってやりやすさが違います。

錆金とブラウンはやりやすいです、錆銀がうまくいきませんでした。

金箔を貼り付ける

次に模様を写したスタンピングリーフをエフェクターの上にのせます。

このエフェクターなんですが、一般的なラッカースプレーで塗装しています。

だいたいなんでも大丈夫かと思いますが、

一応使ったのはこれです。

スタンピングリーフを上にのせてアイロンで温めるとラッカーが程よく溶け、

粘着力が出て金箔が貼り付くんです。さっきの黒インクと同じ要領です。

はりついただろうと思ったら、メタルケースの温度が下るまで待つましょう。

温度が下がってスタンピングリーフを剥がしたら完成です。

お好みでつや消しクリア

あとは保護用にクリアをスプレーするんですが、

つや消しクリアを使うと高級感出るので好きです。

側面にロゴも入れました。

余分な金箔はセロハンテープを使って除去しましょう。

セロハンテープの輪っかをつくり、金箔の上をコロコロ転がすのが一番うまいやり方です。

ペタペタ方式でやるとセロハンテープにスタンピングリーフを持って行かれてシワになります。

この辺気をつければ、ロゴもこんな感じで入ります。

まとめ

まぁ一回やってみるかーぐらいの軽い気持ちで望んでください。

結構職人ワザ的なところがあります。

ほぼ失敗しますので、うまくやるには結構時間がかかります。

シルクスクリーンの方が大量生産には向いてますが、

スタンピングリーフにも特有の味があって好きです。

エフェクターではありませんがこちらに画像付きで説明がのっているので参考にしてみてください。

というわけで皆さんもいろいろデザインにこってみてください。

ではまた。

葛飾北斎的リバーブ(笑)/サウンドハウスでチェック!
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